No.3【快感を感じて日々を過ごす法】
2018.08.15
お盆で夏休暇の方も多いことでしょう。
ボーッとのんびりしている時に、ヒラメキが起こりやすいのが脳の特性だそうです。
そこで、今回は・・・・
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快感を感じて日々を過ごす法
◆脳は目標追求型
脳の研究がめざましく進んでいる。
理化学研究所 脳神経科学者の松本元氏によると、
脳には以下のような特性があるという。
1)「脳は自ら目標を設定しその目標を達成するための情報処理の仕方を
自律的につくることを目的とするシステムである。」
2)「脳はあらかじめ目標を設定し、その達成の仕組みを作る。
だから目標が設定されないと、脳はどんな仕組みを作ってよいか分からず
混乱し活性化しない。」
3)「『今日こんなことをしたい』という目標がないと朝起きられないのは、
この脳の機構によっている。」
4)「したがって、脳を活性化するためには、こんなことがしたいという
目標(イメージ)を設定することである。」
5)「何より大事なことは、
人間の脳は、価値ある目標を設定したことにより、
達成してから満足感を、感じるのではなく、
達成に向かうプロセスのなかに満足感、幸福感をもつもの」
◆ある小学生の作文
《夢》
僕の夢は一流のプロ野球選手になることです。
そのためには、中学、高校と全国大会に出て活躍しなければなりません。
活躍できるようになる為には練習が必要です。
僕は3歳の時から練習を始めています。
3歳から7歳までは半年くらいやっていましたが、
3年生の時から今までは、365日中360日は厳しい練習をやっています。
だから1週間の中で友達と遊べる時間は5時間から6時間です。
そんなに練習をやっているのだから、必ずプロ野球選手になれると思います。
そして、中学、高校と活躍して高校を卒業してからプロに入団するつもりです。
そしてその球団は中日ドラゴンズか、西武ライオンズです。
ドラフト入団では契約金は1億円以上が目標です。
僕が自信があるのは、投手か打撃です。
去年の夏、僕達は全国大会にいきました。
そしてほとんどの投手をみてきましたが、自分が大会No.1選手と確信でき、
打撃では県大会4試合のうちホームランを3本うちました。
だから、この調子でこれからも頑張ります。
そして、僕が一流の選手になって試合に出られるようになったら、
お世話になった人に招待券を配って応援してもらうのも夢のひとつです。
とにかく1番大きな夢は、プロ野球選手になることです。
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ご存知の方も多いと思う。
マリナーズのイチロー選手の小学生6年の卒業文集のもの。
この作文は、ある脳力開発のプログラムの中で、
先に述べた脳が目標追求型であることを教える教材として使用されている。
イチローが長年、厳しい自己鍛錬を継続できたのも、
将来のイメージにワクワクし、小さな成功体験を味わう中で、
達成に向かうプロセスのなかに満足感(快感)を得られたからだろう。
◆目標を追求しながら、プロセスを楽しむ
人生は、誰にもゴールは決まっている。「死」である。
お釈迦様は、もともとこの世は「四苦八苦」と悟った。
人生は、もともと思うようにならない。苦しみの連続だと・・・
苦しみ多き、仕事や人生のプロセスの中に、如何に楽しみ(快感)を見出すか?!
目標を持ち、そこを目指すことは、その大きな要素といえる。
スティーブ・ジョブズは、言っている
「終着点は重要じゃない。
旅の途中でどれだけ楽しいことをやり遂げているかが大事なんだ。」
楽しさは、いい仕事や人生を生む。
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