No.38 【手放すと新たなものが入る】
2019.04.24
◆ 手放すと新たなものが入る
~自戒を込めた独り言~
より良き仕事や人生にしたい。
その為にも、新たな自分に成長したい、向上したいと願う。
しかし、それを邪魔するものが己の中にある。
三つ子の魂みたいな自分の心の働きのパターン。
自分は、「こうでなければならない」との自己概念、あるいは「こだわり」。
私が手放しにくいもの・・・
これまでの自分を分析してみると・・・
・完璧にやりたい自分
・しかも、早くやりたい せっかちな自分
・良く見せようとする見栄(虚栄心)やプライド
・強がり(ホントは弱いのに・・・)
・自分の考えをあれもこれも、周りの人に理解されたいと思い過ぎる
・いい人と思われたい
・何かをもっと欲しい、手に入れたいと思いすぎる欲
(ホントは、充分恵まれているのに・・・)
などなど。
◆振り返ると、それらが強すぎる時は、うまく行かなかった時。
ホントは、こだわってみたところで、大したものではないのになあ~。
己の我欲を手放せないから、辛くなる。苦しくなる。
結果、自分で自分を追い込んでしまう。
それなのに、しばらくすると、また繰り返す・・・
わかっちゃいるけど・・・
◆手放す
手放さないで、新たなものを欲しがるのは、
両手に欲しいものを握りしめたまま、
もうひとつ欲しいものを掴みにいくようなもの。
自分の心のボトルの中に、古い水を入れたまま、
新鮮な水を求めるようなもの。
捨てないと入ってこない。
手放さないと、新たなものは掴めない。
Appleの創業者 スティーブ・ジョブズも
「何かを捨てないと前に進めない」
と言っている。
禅宗では、一切の執着(欲)を捨て去ることを
「放下」(ほうげ、ほうか)という。
放下した分だけ、苦しみや迷いから離れられる、との教え。
なかなか手放せない、己の中の欲を無くすことなど、至難の業。
でも、そんな弱き自分を見つめながら、
少しずつでも、手放す練習をしていこう。