No.145【 鬱っぽい気分からの脱出法 】
2022.08.31
◆自分の3回の鬱体験
DMPを生業にしながら、過去3回鬱になった体験がある。32歳頃、43歳頃、そして55歳頃。
およそ10年に1回ぐらい、通院が必要な程度のうつ状態を体験してきた。
症状の程度は、順を追って、初級→中級→上級の下ぐらい。
「仕事も人生も明るく前向きに・・・」といったことを研修でもお伝えしながら、情けない話である。しかも、カウンセラーの資格までもっているのに・・・。
30歳過ぎに、初めて体験するまでは、「自分は鬱になんてならないタイプ」と思ってきた。
それが、見事にその状態になり、ご丁寧に3回も・・・(汗)。
だから、この分野は、結構得意である(笑)。
一方で、鬱になって良かったこともたくさんある。
・周囲の人に対して少し優しくできるようなった(赦せるようになった)
私の連れ合いからは、この効果が大きかったと言われます・・・(汗)
・自分を許せるようになった
・世の中も人生も思うようにならないことが多いという理不尽を受け入れられるようになった
・あるがままの自分で、楽しめることがふえた
など。
自分が鬱になった時、重い気分と日々からなんとか脱出したくて、かなりその分野の勉強もした。その学びや自分の体験を整理してまとめたのが以下のものである。
【鬱っぽい気分からの脱出法】〜セロトニンが多くでるように〜
1.悩みやマイナス感情などをひたすら紙に書き出す(これだけでもかなりの効果がある)
自分の状態を客観的に見られるようになるし、書き出すことでスッキリ効果がある。
また、自分の認知の仕方(ものごとの受け取り方、価値観の持ち方)に気づくきっかけになる。
→認知行動療法(自己洞察)的な整理をするのもOK
2.イライラや腹がたったことを紙に書き出して、破って捨てる
3.心とカラダを整える・・・「頭で考えない練習をする」
1)規則正しい生活リズムとよい睡眠
・朝日を浴びる、適度に運動し身体を疲れさす、オレンジ間接照明、アロマ
2)運動(ウオーキング、ロードバイクなど軽い有酸素運動)、ゴルフの打ちっぱなし
・単純な行動を繰り返し行うものがgood!
3)朝散歩(自然を感じる)
4)土いじり・掃除・・・集中し無心になる時間
5)外に出す
(喜怒哀楽、声/カラオケ、汗、涙/泣ける映画、弱さを友に、お金・・・)
4.マインドフルネス・座禅など、深くゆったりした呼吸
*明日以後を考えず、今日一日、今を生きる練習
*不安は未来からやってくる
5.起床した時の瞑想(朝の自己健康チェック)
6.寝る前5分瞑想(マインドフルネス)・腹式呼吸
7.一日の終りに、3行ポジティブ日記 →プチ幸福アウトプット
(自分への「小さなOK」を出して一日を終わる)
8.緩急をつける(昼間バリバリ→夕方からリラックス→夜ぐっすり眠る)
*あるべき論(思考)より、したいこと(感情)に従う
*休息でなく、充電と考える・道草を楽しむ
*頑張りすぎない練習をする
*眠る前2時間の過ごし方(TVやスマホ、明るい光など脳を興奮させる刺激に触れない)
(コミュニケーション、入浴、ストレッチ、音楽、日記、ボーッとするなど)
9.自然の中で過ごす
・森の中でフィトンチッドを浴びる
・パワースポットに行く(伊勢神宮、椿大社、などの自然豊かな神社仏閣など)
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理不尽と矛盾に満ちたこの人生。生きていたら、気分が鬱っぽくなることがあって当然。
もし、「最近気分が鬱っぽいな~」と感じることがあったら、ご紹介したいくつかの方法を試してみてくださいね。
以上