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DMP徒然草

No.82【松原先生のこと 〜与え続ける人〜】

2021.02.17

松原先生のことを書いてみたい。

 

先生に初めてお目にかかったのは、私が二十歳の時。

当時、(株)サムソンさんが行っていた気づきの自己啓発セミナーで、私の担当インストラクターをして下さったのが出会いである。

 

ご指導頂いたそのセミナーでの気づきの断片は今でも憶えている。

 

「もっと素直に、もっと若々しく、もっと自分らしく、もっと伸び伸びと生きたらいいんだ!

 あまり、いい子を演じなくてもいいんだ。力みすぎるとかえって、うまくいかないぞ。」

こんなものだった。

 

今、思い返すと、その時の気づきが、その4年後、教師を辞めて世界放浪をしてみようと思い、

さらに、それもやめて、皆川さんのDMPの門を叩く道へとつながったように思う。

 

だから、私の大恩人。そして、長年の師匠のお一人である。

 

先生は、「個性美学」の大家。その道50年である。御年91歳。

 

人の顔の相を見て、ほぼ性格や生きてきた人生を見抜かれる。

もっと若い頃は、女性がその日つけている下着の色まで言い当てて顰蹙をかったこともあるそうな(笑)。

 

DMPのメンバーで先生の特別セミナーも受講させて頂いたこともある。

そこでの学びは、研修・訓練で、受講生の性格傾向をみるのに、随分、役立っている(かなりあたるのです!)

 

松原 安治 先生  日本個性美学研究所の所長・日本尚美会 前会長

 

https://www.koseibigaku.jp/staticpages/index.php/aboutus

 

二十歳以来、35年余りにわたって、小生の誕生日に、結婚してからは結婚記念日に、ステキな直筆の絵手紙を毎年必ず下さる。一度も途切れたことがない。

 

絵は毎回違う。季節ごとの美しい挿絵、必ずあるのが笑顔の人。

そして、読むだけで、心がなごみ、ほっこりする文章が書き添えてあり、そんな絵カードが数枚同封されている。

先生のその文には、

 過度な自己主張や、相手を責めるような文言、説教くさい言葉はまったく無い。

「私は、こう想う、こう感じる、こうありたい。」・・・いわば、祈りや願いの言葉。

 

「気づけよ」と言われてないのに、自分を見つめ、内省してしまう。

 

本物は、自然体。

本物は、主張しないで、ただそこにいる。

本物は、なんだか大きなエネルギーを感じさせる。

本物は、与え続けて、何も奪わない。

 

先生のありようを拝見していて、そう思う。

 

若き頃、皆川さんの元で修行し、毎日が緊張と自分のダメさに打ちのめされて落ち込む日々。

 

先生の絵手紙を頂いて、どんなに張りつめた心がホッとし、そのやさしさがこもった言葉に、

「今は辛抱。頑張らなくっちゃ!」と勇気を頂いたことか。

 

今年も1月末の誕生日、その当日に頂いた。

 

白・緑・黄色のきれいな水仙が、水色の花瓶に生けられている絵が、描かれてあった。

 

そして、

    「何も彼も  水仙の水も  新しき」   子規

 

それに続いて、

 

「気が重い日々ですが、

 すっきり新鮮な

 春が待ち遠しいです」  安心(先生の雅号)

 

「水仙の花の姿は

    スッキリしていて好きです。

 ナルシストのイメージは感じません・・・」 松原

 

と流れるような筆字で書いてあった。

 

毎年の誕生日のお葉書には、必ず、生まれて何日目かを書き添えて下さっている。

 

私は満58歳になった。

「毎回ブログ(この徒然草のこと)楽しく読ませてもらってます。(中略)

今年も、しっかり20,819目のお誕生日(復活1年?)お祝い申し上げます。」

とあった。

 

松原先生を思いだす時、いつも優しい笑顔の先生が浮かんでくる。

なんだか抱きしめてもらっているような温かく、リラックスした気持ちになる。

 

こんな私に毎年そのようにして下さるということは、一体どれだけの皆様に、

手間をかけた心の絵手紙を、

贈り(送り)続けていらっしゃったのだろう・・・と思う。

 

「10年、偉大なり。 20年、畏るべし。 30年、歴史なる。 50年、神のごとし」

                         (中国の格言)

 

先生のステキな笑顔は、ご縁のある人に、ひたすら与え続け(おそらく50年近く)、

神さまに近い心境になっていらっしゃるからかな〜と思った。

 

お礼状にこんなふうに書いて差し上げた。

 

「(前略)水仙の花、私も好きです。

本物・美しいものは・・・、スッキリ、シンプル、凛としている。

そう思います。

いつの間にか58歳になり、今からは、余分なもの、いらないものを削ぎ落として、スッキリした生き方をしてみたいと思っています。(後略)」

 

でも、傲慢な小生、ナルシストにならないよう、日々自分を俯瞰しながら過ごさなくては・・・。

 

 

松原先生

長年にわたり、いつもいつも、本当に有難うございます。

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