No.73【 奇跡? 引き寄せの法則~その1~ 】
2020.11.25
◆奇跡?!が起こった初日
参加者の5人の経営者は、いずれも、これまで挙げてきた業績、
人柄とも、名古屋周辺でもトップレベルの男たちばかりである。
昨日が第1日。その夕食の席のこと。
K社長が、ホッとしたような、なんだか急に緊張感がとれた表情で
少し遅れて席についた。
「遅れてすみません。大事な仕事の電話で。。。」
K社長、コロナの影響があり、この数ヶ月、会社の売上が低迷。
資金繰り、今後の会社の継続、さらには数年先の事業承継。。。
様々な悩み、問題と向き合ってきた中でのアドバンス参加だった。
先に食事を始めていた仲間に、しばらくして彼が語りだした。
「こんなことがあるんですね~!」
コロナ禍で数年ぶりの売上激減。
数ヶ月先までは、資金繰りも大丈夫だが、その先の見通しが立たない。
固定費を削り、社長の自分は数ヶ月前から、給与を取らず・・・の経営が続いていた。
そんな中で、アドバンス初日を迎えていた。
奇跡と思うような大型案件の依頼が1日に2件もあり、
数ヶ月分の売上の見通しが一気に立ったというのだ。
いずれも数年前に手掛けた案件。
お客様の為に尽力したものの、諸々の事情で、自社の売上にはつながらず、
その案件のことは諦め、すっかり忘れていたものだった。
彼が夕食の席につくと
「Kさん、おめでとうございます~!」
乾杯する仲間の顔も、笑顔。豊かな表情で、Kさんの喜びと安堵を受けとめていた。
さすがの皆さんだけに、初日で既にクラスの一体感ができていた。
小生とKさんとは、家族ぐるみのおつきあいをして頂き、一緒に遊び、
プライベート、会社のこと、経営者同士、よき人生をめざす男同士として、
胸筋を開いて、お互い語り、助言しあってきた。
小生の独立に際しても、もっとも心のサポートをしてくれ、
本質をついた助言をしてくれた大恩人でもある。
今日があるのは、彼のおかげと言っても過言ではない。
だから、彼の安堵と喜びは、社員さんや家族以上にわかると思っているし、
我が事のようにうれしかった。
Kさんの話が一段落した時に、彼に申し上げた。
「Kさん、その奇跡は、あなたが呼び込んだのですよ!
いい時も悪い時も、誠実に、手を抜かず、社員さんに背中を見せるように
日々の基本の実践を忘れず、誰よりもお客様のところに足を運び、
お客様のために真心を尽くしてきたあなたの日々のありようが、
奇跡と思えるような今日の事実を引き寄せたのだと思いますよ。」
Kさん:「・・・。」
「今日でも、早朝あなたが出発する時、若い社員さんがわざわざ早く出社して、
『社長、頑張ってきて下さいね!』って固く握手してくれてのスタートから、
神さまが与えてくれた幸運への道は、始まっていたんじゃないですか?」
◆経営者の日々のありようが・・・
多くの経営者の皆さんを拝見してきて、私は確信していることがある。
誠実に、愚直に、素直に、誠心を尽くし、感謝の心と謙虚さを忘れないで
生きている経営者は、必ず運に恵まれる。
人は、それを奇跡とか、神さまのおかげとか言う。
きっと神さまは、じ~っとその人の「日々をありよう、生き方」を見ていらっしゃるのだろう。
そして、まっとうに生きている人には、時々幸運という名のプレゼントを下さるのかもしれない。
一方で、「運」は、「運(はこ)ぶ」と書く。
「誰が?」
ご縁を頂いた人のつながりが、紹介者やアイデアや仕事の依頼など
「新たなご縁=良運」を運んで来てくれると。
人は、重要な案件の時に、いざとなった時に、誰の顔を思い浮かべ、連絡をするか?
それは決して目先の損得、自分本位の利己の心ばかりで、生きている人ではないだろう。
自分のために、利他の心で、誠実に対応してくれた人であろう。
だから、日々の人としてのありようが、生き方が、誠実な人は、
神さまに可愛がられ、良運に恵まれる。
アドバンス参加の皆さんにお伝えした。
「類は友を呼ぶ。良き波長の人は、よき仲間に恵まれる。
きっと、ここに集まっている皆さんにもKさんの良運の
分福(ぶんぷく)がありますよ~!」
気がついたら、夕食に3時間。
心豊かで楽しい語らいの場であった。
皆さん、いい表情をされていた。
「私は、こんな仲間、お客様に恵まれ幸せ者だな~」
しみじみ感じた夜になった。
「Kさん、良かったですね~!! おめでとうございます。
これからも末永く仲良くして下さいね。」
アドバンス会場からの徒然草。たぶん、今日(11月19日)以降、修了までには、
いいことが連続して起こる予感がする。
参加経営者全員に、ワクワクする未来予想図が描かれることになるだろう。