No.48【命とご縁を考える】
2019.07.17
◆『50兆分の1』
あるお医者様の本に書かれていた。
一人の人間の命がこの世に誕生する確率は『50兆分の1』なのだそうだ。
男性の精子と、女性の卵子が、生涯にどれぐらい排出されて、
さらに、それが結びついて「命」として、
この世に誕生する確率を出したのだそうだ。
この世に生を受けた。それだけで奇跡と言える。
◆自分の命につながる命「1,024人」そして「2,046人」
あなたの命は、ご両親から頂いた。
あなたから見て、一世代前のご先祖様がこのご両親。
2世代前が父方、母方のおじいちゃん・おばあちゃん。計4名。
こうして、10世代前(約250年)までご先祖様をさかのぼると、
横一列に「1,024人」の方がいることになる。
この10世代前までのご先祖様の総人数は、「2,046人」。
このうち、たった一人の命が欠けていても、
あなたの命はこの世に誕生しなかったことになる。
それだけの命を受け継いで、「今のあなたの命」が存在する。
自分の命であって、自分だけの命ではない。
『50兆分の1』そして、「2,046人」。
◆ご縁
こうしてあなたの命が「今」存在し、しかも、この時代に生を受け、
この日本に生まれ、今の職場に属し、上司や部下、同僚、そして、
目の前のお客様と巡りあっている。
その出会いの確率をだすなら、それこそ天文学的数字になる。
だからご縁は大事。そして全く不思議。
人知を越えた偉大な力が働いていると感じざるをえない。
我々は、自分の意志だけで生きているのではなく、生かされている存在。
自分の命、そして目の前の奇跡的なご縁の有難さに感謝を忘れず、
今日一日を大切に生きたいものだ。