No.28【受け取り方を上手にしよう】
2019.02.13
◆流れゆく日々の中で
人生には次から次へと様々な変化が起こる。
思うようにならない現実を前に、悩んだり、落ち込んだりすることもある。
「それらをいかに受けとめ、人生や仕事の課題を解決していくか?」
そのプロセスそのものが人生とも言える。
◆喜神(きしん)を含むこと
昭和の碩学と言われた安岡正篤氏。
政界・財界の多くのリーダーの指導者として、人々に大きな影響を与えた。
安岡氏は、精神を雑ぱくにしないための心がけとして、
次のように述べている。
「第一に心中に喜神(きしん)を含むこと。」
神(しん)とは、深い部分の心の持ちようのこと。
「どんなに苦しいことに遭っても、心のどこか奥の方に、喜びを持つ。」
ということです。
◆二人の経営者の言葉
大病を患って死線をさまよったNさん。
「病気になったお陰で、健康の有り難さ、
支えてくれる周りの人たちの有り難さが身にしみました。」
倒産を体験したYさん。
「この体験のお陰で、人として一回り成長できました。
日々の当たり前のことがどんなに貴重なものか、
しみじみとわかりました。」
困難を乗り越え、良き人生を過ごしている人は、
苦しい体験を、自分の成長への体験として受け取めている。
◆現実に意味をもたらすのは、「私の受け取り方」
人生には、「良いものと悪いものがある」のではない。
「気分が良くなることと、悪くなること」が起こるのでもない。
「良い受け取り方ができるか、悪い受け取り方をしてしまうのか」
起こる現実が意味を持っているのではなく、
「その人の受け取り方」が現実に意味をもたせる。
「今、自分に起こっていることは、自身の成長を促す神様からのメッセージ」
そのような受け取り方をする練習を日々してみては如何でしょうか?