コラム『DMP徒然草』 書籍情報のご案内
DMP徒然草

No.27【心の日曜日を持つ】

2019.02.06

恥ずかしい話だが、DMPを生業にしながら、

これまで何度か、

「何もする気が起きない・・・。」

「生きていくのが辛いな~」

と鬱っぽい気分になったことがある。

 

◆そんな時に救いの一助にしてきた河合隼雄先生の教え

 

注)河合隼雄(カワイ ハヤオ)氏

   日本を代表する臨床心理学者。

   日本人初のユング派分析家の資格を取得。

   日本の臨床心理学の確立に貢献し、

   偉大な足跡を残す。元文化庁長官。

   79歳で他界。

 

どん底の精神状態が続いていたある日、

新聞紙上に河合さんの講話CDの

広告を見つけた。

 

「幸せに満ちた笑顔がふえる”こころ”の講話集」

笑顔になれない日が続いていたその時、

藁にもすがる思いで早速購入した。

 

その広告にあった河合さんのフレーズを

いくつかご紹介すると

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  • 右もダメ、左もダメ、と思った時には、

「いっぺんボーっとするか」というくらいのつもりでいると

答えが生まれてくることもあるのではないでしょうか。

 

  • 「まじめに、真剣に」ということにとらわれると、
  •  
  • 視野が狭くなります。

これは、一番怖いこと。

視野を広げるために一番大事なものは、

「道草」、「ゆとり」、「遊び」。

心にも 日曜日を持つことが大事なんですね。

 

  • ●(相談に来る方の話を)聴いていると、
  •  みんな「誰か」が悪いんですね。 
  •  中には、「もう先生、お父さんに言ってやってください」とかね、
  •  「子どもに言い聞かせてください」とか言われるんですが、
  •  言い聞かせて治るんだったら、
  •  私の商売はしなくていいので(笑)

 

  • ●幸福のために頑張っても幸福は逃げ、
  •  目の前の一人の人のために、
  •  一生懸命になると幸福が訪れる。
  •  それが幸福の面白さなんですね。

 

  • ●「せっかく生まれてきたこの世で、
  •   自分の人生をどんな物語に仕上げていこうか」
  •  
  •  
  • ・・・という生き方の方が幸せなんですね。
  •  
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