No.22【2019年 元旦 新年特別号】
2019.01.01
◆どんな年になるのだろう?
平成から新たな元号に変わる今年、
日本と世界はどんな変化の年になっていくのだろうか。。。
・トランプ大統領の自国中心主義(「アメリカ・ファースト」)
・終身国家主席の座を手に入れた 習近平 の中国の動き
・そうした中での、米中貿易戦争激化の様相
・調和を掲げた EU(欧州連合) は崩壊に向かう予兆も?
・国内では、恥を知らない官僚、大手企業の不祥事の数々。。。
世の中は「利己主義的方向」に、加速している。
そして、AI革命が、時代の前提条件を大きく変えようとしている。
混乱と激動、そして大変革の年になっていく予感がする。
◆年の初めに、自分に言い聞かせる
こんな時代だからこそ、「人としてのありよう」を見失いたくないと思う。
それは、一言で言うなら、
「清々しく、爽やかに、感謝の心を忘れずに歩みたい」
今日を生き切る「一日一生」の想いを持って。
そう生きることで、
「お天道さまに、ニッコリ笑顔を向けられる日々」が増えるのではないだろうか?
おそらく、利己主義に支配され、やましいことをしている人々は、
「『清々しさ、爽やかさ』とは遠い心境で生きているのでは?」と思う。
◆安岡先生の教え
若き頃、大師匠 皆川さんから、「安岡正篤先生の本を読め」とよく言われた。
安岡先生の教えの中で、新年になると読み返すのが『年頭自警』
一、年頭まず自ら意気を新たにすべし
(まず自らを奮い起こして意気を新たにし、)
二、年頭古き悔恨(かいこん)を棄(す)つべし
(過去の出来事に対する悔恨の気持ちを捨て、)
三、年頭決然滞事(たいじ)を一掃すべし
(断固たる決意をもって、滞っていたことを片づけ、)
四、年頭新たに一善事を発願(ほつがん)すべし
(世の中への貢献につながる新たな目標を掲げて達成を決意し、)
五、年頭新たに一佳書を読み始むべし
(精神を高めるような良書を新たに読み始める。)
(『安岡正篤 一日一言』より)
新たな年を、こんな心持ちでスタートしたら、
「清々しく、爽やかな日々」が増えるのではないだろうか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
幸い多き年になりますようお祈り申し上げます。
本年もどうぞよろしくご指導下さい。