コラム『DMP徒然草』 書籍情報のご案内
DMP徒然草

No.112【 まず小さな挑戦行動を始める 】

2021.11.04

◆世界的な企業の最初の一歩はちょっとした偶然から

【コカ・コーラ】

コカ・コーラの誕生は1886年のジョージア州アトランタの薬局で始まった、というのは聞いたことのある方も多いだろう。

薬剤師のペン・バートンが、コカの成分を使った風邪薬の試薬を作った。

ある時、薬局のスタッフの2人がいたずら気分でそれを水で薄めて飲んだ。それを叱るどころか、バートンも飲んでみた。「悪くない・・!」これに、カラメル色のシロップと炭酸を調合して見たら、

美味しい飲みものになったという。

最初の年に販売された「コカ・コーラ」の量は、1日平均にしてわずか9杯。それから1世紀が経つころには、累積450億リットルを超える「コカ・コーラ」シロップが製造されるまでに成長を遂げた。

【リーバイス】

ジーンズの生みの親、リーバイス氏は、元々は西部にゴールドラッシュの一攫千金を目指して向かった。その際、せっかくなら西部に集まる人達に雑貨を売りながら行った。テント用の古い帆布だけが売れ残った。その時、ある男が、「作業ズボンはないかね?」と言った。

普通なら「帆布はありますが、ズボンはありません」と答えるだろうが、しかし、リーバイス氏は

作業用の丈夫なズボンがないことに気づき、帆布を使ってオーバーオールを作ったところ、爆発的に売れた。そこから、世界初のジーンズメーカーとなり、その広がりは世界的になった。

彼は、ゴールドラッシュで金は、手に入れなかったが、それ以上の財を手に入れた。

【スリーエム】

3Mのポストイットは、失敗作の粘着剤から生まれた。世界で今、ポストイットを知らない、使ったことがない人は珍しいだろう。

3事例とも「ちょっとした偶然。その時のアイデアを試してみよう」との行動が、大きな飛躍のスタートになっている。

決して、先に緻密な計画があって成功を収めたのではない。

 

◆小生の人生体験でも

30歳の時、中部経済新聞の知り合いから、「経営者を対象にしたコラム欄が空いて書いてくれる人を探しているんだけど、早矢仕さん書いてみない?」と言われた。

その場で、「やります」と答えた。DMPの門を叩いて6年たった頃のこと。

やると返事はしたものの、何をどう書くか?考えは全くなかった。

それから原稿締め切りまでの1ヵ月近くが苦悶の日々だった。

四苦八苦しながら、「21世紀への人材育成」と題して20本の連載を書いた。

新聞原稿だから、限られた文字数の中に、起承転結で如何に収めるか?が難しかった。

頭をかきむしりながら、当時のワープロに向かい、行き詰まると日に何度か散歩にでかけたりもした。おかげさまで好評を頂き、「続・21世紀への人材育成」として次の20本も掲載された。

 

それから3年後。33歳の時、ある日、本社から「トヨタの○○さんから、研修講師をして欲しいとの電話がありました」との知らせ。

「なぜトヨタ自動車ほどの大手が自分に??」との思いをもちながら、超緊張して打ち合わせにいったことを今でも鮮明に覚えている。

翌年の1997年、34歳の時、初めてトヨタの研修を担当させて頂いた。最初は1部門のみ。その後、多い時は、5工場の現場リーダーの階層別教育の一部を担当させてもらい、以来今年で25年続いている。

トヨタの担当をした頃から、セイコーエプソンさん、朝日新聞さん、大庄さん、豊田鉄工さんなど、名前が知られる大手企業の研修が次第に広がっていった。

この仕事でなんとか一人前になり、30数年続けられたのは、新聞へのコラムを「書きます」といったあの時が、ターニングポイントになったと今思う。

 

「できるか?できないか?」より、失敗する不安より、「とにかく試しにやってみよう」との行動を起こしてみる。

偶然を楽しむ、問題解決にトライしてみる。

できない理由をあげつらい、行動もしないうちから「私には無理だ」と諦める人が圧倒的に多いからこそ、「試す・挑戦する習慣」を持っている人の前に、成功への道が広がることがある。

 

【モハメド・アリもまた】

20世紀最高のボクサーと言われたモハメド・アリ(カシアス・クレイ)はこう言っている。

 不可能とは現状に満足し、自分の力で世界を変えようとしない人間が言う事。

 不可能とは、決めつけられるものではない。

 不可能とは挑戦であり、可能性だ。

 不可能などありえない。

 

彼は、偉大なボクサーになってこの言葉を残したのではない。こんな考え方と挑戦する行動があったからこそ、20世紀最高のボクサーと言われる存在になったのである。

 

今日から、とりあえず、「小さなアイデアや困りごとの解決をちょっと試してみよう」の気分で

小さな挑戦行動をはじめてみてはどうだろうか?

試す行動では、大きく失うものはほぼ、無いのだから。

 

さて、あなたは、小さなアイデア、チャンスが起こった時、「やってみますと行動を起こす」派?それとも「できない無理と行動しない」派?

 

以上

 

 

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