No.4【世界で一番幸せな人】
2018.08.22
DMPのプログラムが目指すことの一つは、
仕事を通じて、幸せ感の多き人生を創造して頂く一助となること。
では、どうしたら幸せを感じることができるのだろうか?
科学的に言えば、「幸せホルモン」ともいわれている
「オキシトシン」の分泌を促すことだ。
オキシトシンは、幸せな気分を高めるセロトニンや、
やる気が出るドーパミンなどのホルモンの分泌を促すことがわかっている。
ある研究者が、このオキシトシンを手がかりに
「世界で一番幸せな人」を調査したとNHKのニュースで放送していた。
彼は、さまざまな人の脳をMRIでスキャンし、
「何を考えているときに、人は一番幸せになるか」を調べていった。
その結果・・・
世界で一番幸せな人は、マチュー・リーカルという僧だった。
お金持ちでもなく、地位や名誉のある人でもなく、
イケメンや美人、でもなかった・・・。
彼が瞑想中に、他者の利益に自分を心から差し出す
「利他の愛と思いやり」などを思い浮かべているとき、
それまでの被験者では見たことのないレベルで、
脳波の変化が記録されたそうだ。
マチュー・リーカル氏はフランス出身。
父は哲学者、母は画家の恵まれた環境で育ち、
大学ではノーベル賞を受賞した教授のもとで細胞遺伝学の博士号を取得した後、
研究員として将来を嘱望されていた。
しかしチベットから亡命して難民として暮らす高僧のドキュメンタリー映画に感動、
仏教修行の道に入る。
今はネパールの首都カトマンズの寺院を拠点に、
ダライ・ラマ14世のフランス語通訳としても活躍している。
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「利己主義」との言葉はよく耳にするが、「利他主義」はほとんど聞かない。
それだけ、利己主義になる人が多いということか?
仏教には、貪瞋痴(トン・ジン・チ)との三毒の心=利己 に囚われるから
幸せから遠ざかると教えがある。
幸せ感多き日々にしたかったら、自分のことは少し脇において、
周りの人への思いやりの心、利他の心で過ごしたらいい。
家族の、友人の、会社の仲間の、隣人の、そして世の中の人の
「今日一日を健康に、安全に、そして幸せに過ごせますように」と
お祈りをしてみる。
そんな「心の置きどころ」が、幸せ感多き人生を創造していく。。。