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DMP徒然草

No.42【若手から「さすが」と言われる先輩をめざす(その2)】

2019.06.05

前回の続きです。

(前回はこちら

 

4.単に人がいい上司より、厳しくても尊敬できる上司を求めている

 

優しい上司は好かれ、厳しい上司は嫌われると

誤解をしている人が多いようです。

若手は自分の能力やスキルを高めたいという欲求を

強く持っている人も多いのです。

 

ただ、優しく、人が良いだけの上司・先輩は信頼も尊敬もされません。

時に厳しく注意をする、叱ることを恐れてはいけません。

 

 

5.先輩のこんな話に部下・後輩はついてくる

 

 1)仕事の話しかできないようじゃダメ

   ・仕事観や人生観などの哲学を語れますか?

   ・仕事以外の趣味の話ができますか?

    (ベストセラー、話題のTV、芸術、人生の話など)

 

 2)成功の話より、失敗の話をしてあげる

   成功の話を聞き続けるほど、苦痛はない。

   失敗の中には、教訓があり、共感が得られる。

   そして、失敗体験をオープンに話してくれる先輩には、

   困りごと、悩みごとを相談しやすくなるものです。

 

 

6.結果よりもプロセスに目を向け、褒める、認める

 

頑張っても、望ましい成果がでないことも、度々あるものです。

そんな時に、プロセスの中の挑戦や工夫、取り組み姿勢など

そこに目を向け、褒める、認める(ねぎらいや感謝)、激励の

言葉を忘れないことでしょう。

 

 

7.肩書きや権限で人がついてくるのでなく、結局「人望」に人はついてくる

 

「部下に指示する力は、支持される力に比例する」

後輩・部下に慕われる面倒見の良さ、自分の人間的魅力を高めることです。

 

 

8.何より「子は親の後ろ姿を見て育つ」

 

口先ばかりの言行不一致な先輩・上司についてくるはずがありません。

「あたりまえのことをあたりまえに日々実践する」

「厳しい環境の中でも、楽しく生き生き仕事をしている」

 

そんな後ろ姿に若者は自然に感化され、心の中で

「さすが先輩」とつぶやくものです。

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