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DMP徒然草

No.23【寄稿:早矢仕塾 塾長を経験して感じた事】

2019.01.09

第23回は、早矢仕塾の塾長として、活躍して下さった、

(株)CIPの藤村塾長からの寄稿です。

 

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2017年早矢仕塾第1クールから参加させて頂き、

初めは何が始まるのかという不安からスタートしました。

 

初めはグループリーダーをさせて頂き、

初対面の社外の方々とのスケジュール調整や

塾長、各リーダーとの連携をどの様に行っていいかわからず

受け身の状態になっていました。

 

そんな中、全6回のうち3回目を迎える前に、

早矢仕さんから塾長をやってくれないかという打診を頂きました。

 

当時社内の業務で多忙を極めている中で自分に務まるのか、

塾長としてふさわしいのかと自問自答しておりました。

 

その折、社長から、「やるのであれば会社としてサポートする」と

背中を押して頂き挑戦する事を決めました。

 

初めは自分が塾長として何をするべきかを考える事から始まりました。

 

会を重ねるごとにこの感覚が変わっていき個人としての目線から、

「なぜこの塾をしているのか?」

「この塾を通じてどの様に個々の成長へつなげるか」

など組織として俯瞰して考えられる様になり、

「自分が」という前提がなくなりました。

 

自分主体ではなくなり感じた事は、

ここにいる方々はそれぞれの会社の第一線で活躍をし、

高い意識と志を持っている方ばかり、という事でした。

 

それでも年齢はもちろん意識や向上心、責任感など様々です。

こうした多様なメンバーを塾でまとめる事が出来ずして、

会社をまとめ上げる事は出来ないと決意し、常に全体を感じているうちに、

塾生の表情感情ではなく業務の状況や背景などが見えるようになってきました。

 

そうした瞬間、塾での雰囲気や流れが一気に加速していきました。

 

第2クールも含め1年半の間、塾長をさせて頂き、

一緒に悩み考え、指摘し合い、協力し合える仲間と出会えた事に感謝し、

またそれが一番の成果だと思います。

 

この2年を通じて私がわかった事は、

「何かをやった事(経験)で成長するのではなく、

手を挙げ挑戦すると決めた瞬間から成長が始まると。」

 

この経験を通じて会社を成長させられる人間になりたいと思います。

 

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◆立場が人を育てる

 

藤村塾長のこの1年余の成長ぶりは、私から見ていても

目覚ましいものがあった。

 

「自分主体でなくなり・・・」とは、経営者的視点で、

塾の運営に尽力してくれた事に他ならない。

 

また、彼の包容力のある人柄と素早い対応と日々の実践の後ろ姿が、

第2クールの塾生を巻き込んでくれたのだと確信する。

 

「手を挙げ挑戦すると決めた瞬間から成長が始まると。」

とは、名言。

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