コラム『DMP徒然草』 書籍情報のご案内
DMP徒然草

No.125 【 人物の鑑定法 】

2022.03.02

  • ◆花は香り、人は人柄

 

二宮尊徳翁(幼名 二宮金次郎)の言葉である。

見た目にいくら華やかで艶やかでも、造花には真に人を惹きつける魅力はない。

人もまた、いくら仕事ができても傲慢で鼻持ちならない人に、

人間的魅力はない。

「誠実さ」「謙虚さ」「やさしさ」を忘れてはならない。

 

 

◆D.M.P.人生40数年の師匠 中尾さん曰く(各項の下段は筆者の加筆)

 

多くの経営者と出会ってきて”スゴイなぁー”と思わせる経営者の共通点。

 

1.現場を大切にしている。

・たびたび自ら現場に出向く。

 現場に行かない時でも、そこで働く社員のことを想い、心が離れない。

 

2.とにかく明るい、グチは言わない。

・苦労話しもめったにしない。する時は何か目的があってしている。

 困難(ピンチ)に遭遇した時でも、明るさ、前向きな姿勢を忘れない。

 

3.新しいことへの冒険心、挑戦意欲が旺盛である。

・好奇心旺盛で、新しいことへの興味・関心が高い。

 

4.反応が速く、リズム感がある。人をイライラさせない。

・特に依頼されたことへの反応が早い。即断即決の判断をする。

 

5.可愛げがあってチャーミング。

・可愛げは、飾らない、かっこつけない、素直さから生まれるもの。

 ちなみに、チャームは、「人を引きつける力、魅力」

 または「装飾品に付ける小さな飾り物」のこと。

 語源はラテン語で「歌・呪文」。

 歌は人の心に響く性質があるため、「人を引き付ける力」という意味で

 使うようになったとか。

 

6.利他の心が強い。

・日本の天台宗の開祖 最澄は、

 「己を忘れて他を利するは慈悲の極みなり」の言葉を残している。

 いわゆる「忘己利他(もうこりた)」の教え。

 

 

◆自省しながらの独り言

 

教えは、どれもシンプル。

しかし、「常にそうできる=習慣化」となると至難の業だな~。

結局、日々の中で、自分のありようを自問しながら、

己を律して、日々練習、日々修行するしかないってことか・・・。

 

以上

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