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DMP徒然草

No.123 【 クイックレスポンス 】

2022.02.09

◆仕事ができる人は、概ね クイックレスポンス

 

長年、多くの経営者や幹部の皆さんと出会ってきた。

立場的に、皆さん仕事ができる人たちである。

その共通項の一つが、クイックレスポンスの対応。

 

1)お礼が早い

何かをして差し上げた時のお礼のメッセージ(お礼状、メール、LINEなど)が

その日のうちか、翌日午前中には届く。

昔の教えの一つに、「帯を解く前に筆を取れ」とどこかで聞いたことがある。

(家に帰りついたら、着替える前にお礼状を書け)

良き人間関係の基本が、礼儀正しさであり、感謝の気持ちであることが、わかっている。

ある社長が若い営業社員に言った。

「営業先から帰ったら、まず手書きのお礼状を書きなさい。日報や他の業務以上に

大事なことです。」

この社長も、ほとんど本社所在地に縁のないところから、多くの取引先を開拓した方である。

 

2)頼みごとをした時の反応が早い = 先送りしない。すぐ手を打つ。

「恐れ入りますが、○○さんをご紹介頂けませんか?」

「〜のことができないか社内でご検討下さいませんか?」

 

こうした私からの依頼に、その場で先方(担当者)にすぐ電話をかけて下さる人も多

かった。

忙しい方だから、「できれば早く」とはこちらはお願いしづらい。

「お手すきの時に・・・」とお願いするものの、早く対応してもらいたいに

決まっている。その気持を察して下さる。

 

「連絡したけど、今不在みたいです。明日までには返事しますね。」

と言って、電話を即日下さる。

「担当に確認しましたが、〜の理由で、残念ながら今は無理なようです。」

 

YES・NOの返事も早い。NOの時は、ちゃんと理由も伝えてくれる。

 

3)会食や会合などへの出席・欠席の返事が早い

仕事柄、多くの人に集まって頂くセミナー、会合、食事会などを企画・ご案内し、

事務局をする体験を数多くしてきた。

 

仕事ができる人は、出欠の返事が早い。

そうでない人は、遅いか?返事がなく、こちらから確認する羽目になる。

そして、早い人は常に早く、遅い人は常に遅い・・・。これも習慣なのである。

 

また、ビジネスシーンでよく交わされる「そのうち食事でも」の会話。

できる人は、すぐ手帳を開いて、「いつにしましょう」。

できない人は、「そのうちの食事」は半年も1年も訪れない。

 

4)新しいアイデア・企画をキャッチした後の初動が早い

「新たなサービスや商品、現場が人気を集めだしている・・・」

こんな情報が入ると、あまり日をおかず、その現場に行き、現地で現物を確認しに行く。またはその商品を取り寄せる。

時には、社内の担当者をすぐ呼び、「〜のことを調べてくれ・検討してくれ」

と指示を出す。

「そのうち、いつか」とはならない。

 

5)社員の場合、提出物が早く、納期締め切り前に出す

逆に、納期遅れや、ギリギリの人はたいてい仕事の質も荒く、内容のレベルが低い。

 

これは、解説の余地はないでしょう。

あなたの周りでも、提出物が早い人は常に早く、遅い人は常に遅くないですか?

自分の遅れで、関わる人に迷惑や余計な手間がかかることが想念にない?

(食事会などのドタキャンもそういう人種に多い)

 

私が主催している早矢仕塾。毎回提出することになっている「気づきのレポート」。

提出が遅い人ほど、頭でこねくり回したようなレベルが低い内容であることがほとん

ど。

高い確率で社内の他の業務でもこの傾向は変わっていないはずである。

 

◆共通する本質は・・・「先送りグセ」の有無

 

クイックレスポンスをする人は、「先送りしない」。「即断即決」が基本。

しかも、苦手なことや、気がのらないようなことほど、早く片付け、スッキリしようと

する。

「あれをしなくちゃ・・・」と気にかかる心のモヤモヤを後に残さない。

だから、目の前の仕事にスッキリ集中でき、仕事の質が高くなる。

 

対応が遅い人は、「嫌だな〜」「苦手だな〜」の心のつぶやきに負け、

やらない理由を探し出し、「明日やろう」「時間が空いた時にやろう」と先送り。

心のモヤモヤを抱えている時間が長い。目の前のことに集中仕切れず、ミスをおかす。

このパターン・傾向は、他の仕事、プライベートにも反映され、

充実感・スッキリ感が持てないことが多い。

 

また、クイックレスポンス対応は相手を喜ばせ、助ける。

だから、「頼りにされる・信用を得る」。

結果、その人には重要な仕事の依頼が増える。

 

打つ手が早い →良き結果が出やすい 

→信頼拡大 →ますます重要な仕事が集まる。

→結果、責任あるポストにつく

この好循環が働く。

 

◆日本電産の創業者 永守さん

日本電産を創業し、世界に通用する会社に育てた永守重信氏。

(筆者注:2021年日本の長者番付4位)

 

その理念の一つ(三大精神)は「すぐ・必ず・できるまでやる」である。

  https://www.nidec.com/jp/corporate/about/philosophy/

 

*ちなみに、その他の2つの精神は、「情熱・熱意・執念」

「知的ハードワーキング」

 

ひところまで、日本電産の新卒採用時、お昼にお弁当を出し、

食べ終わったら人から隣室へ移動してもらい、

その順位で第一次?の採用をしていたらしい。

 

永守氏曰く、「昼飯が早い人は、仕事ができる人が多い」・・・?!

 

以上

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