コラム『DMP徒然草』 書籍情報のご案内
DMP徒然草

No.121 【 自己変革への挑戦~Sさんのケース 】

2022.01.26

早矢仕塾は1回3時間、年7回で1クールとして、今年で5年目を迎えている。先日第5クールの第5回が行われた。

その参加者の一人Sさん。DMP基礎クラスの4泊5日を数年前に受講。その後、社内でのフォローアップ研修やリーダー研修にも度々参加されてきた。彼の会社では、ある重要な営業チームを任される

リーダーの一人である。

「人柄は真面目で努力家。頭も悪くない。見た目はイケメンで好印象。」ところが、上記のように度々DMPの学びの機会も会社からもらいながら、なかなか自分の壁を突破できず、リーダーとしての

求心力・影響力にも課題があった。

そのSさんが先日の第5回終了後に、社長・上司・正副塾長、塾の仲間に送った気づきのレポートが下記である。

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1. 本日の学びの要約

・うわべの理屈や見栄はすぐに見透かされる。

・過去の事実は変えられないが過去の解釈は変えられる。

・解釈を変えた中で、日々一瞬一瞬の選択を行うのは自分自身である。

 

2. 自分を振り返っての反省や気づき

・私の言い訳ぐせはものすごく根深い。あまりにも言い訳しすぎて

 自分のことがわからなくなっている。

・弱い自分を隠しとおすための表面上の言動はすぐに人に見透かされるし

 そんな人には誰も恐れ敬うようにはならない。

・この気づきを得たからと言って自分は急激に変化できない。

 凝り固まった自分を少しずつ変えていかなければいけない。

・私が人を頼れないのは、周囲が頼りがいがないのではなくて

 自分が弱みを見せたくないからだ。

 でも、見せたくない弱みなんてものは、もう気づかれてるし

 自分が思っている以上に周りは気にしてないものだと感じた。

・今回の発表は、とても緊張し恐怖を感じた。

 しかし周囲は温かく迎えてくれるし、必死に頑張る人を誰も馬鹿にはしない。

・成長のための痛みは容易いものではない。

 それでもその先には手ごたえと見たことのない世界があると知った。

 

3. 次回までの職場で行う具体的実践決意

毎朝、同じフロアで働くメンバーに対して「笑顔」で「元気よく」、「しっかり顔を向けて」挨拶をする。

忙しさや疲労は言い訳にしない。

※継続します。

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◆小生からの返信メール

Sさん

すばらしい!!おめでとう!!

今から、ここから、Sちゃんの未来が変わりだすよ~!

まずは、3週間、3ヶ月、半年、練習を続けよう!!

 

◆パートナー講師 (株)ファミリークス(https://www.familiux.com/)の藤村さんからの

第5回終了後の正副塾長へのメール

昨日は塾ありがとうございました。

発表よかったですね!
塾長の素晴らしい話がかすむほどに!笑

Sさんは過去4年ずっともがいていましたが、初めて理論武装せず、

今の自分を笑顔で皆の前で発表できていました。

Oさんはいろいろなご苦労のある中、昨日参加しただけでも胸が熱くなりましたが

発表の場に立ち素直な気持ちを発する。相当な勇気と覚悟が必要だったと思います。

本音では成長したいと思う気持ちと、支えてくれたみんなへのSOSと感謝!

見ていて目頭が熱くなってきました。

是非お二人をたくさん褒めてあげてください!

第5回がこのようになったのは日頃尽力頂いている三人の力のおかげです。

本当にありがとうございました!

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◆変わろうとする勇気が・・・

勇気を出して、素直に自分の弱さや未熟さと向き合い、決意する人は、変わることができる。

その人を応援しようとする仲間が周りに集まる。

「人は人の中でしか磨かれない」

SさんやOさんの自己変革への挑戦から教えられ、人が変わろうとする瞬間に立ち会えた喜び、

切磋琢磨で仲間を心から思える塾生の皆さんとご一緒に学べる幸せを頂いた。

 

以上

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